スカート丈指標【株の勉強】
■投資家は様々な技法を生み出してきた
学者やチャーティスト達は相場を読むために様々な技法を生み出してきた。
フィルター法、ダウ理論、相対強度法、などである。
しかし、どのような手法も株価を正確に予測することはできないことが
研究によって証明されてしまっている。
一般的なテクニカル分析のメッキが剝がれてしまうと、
研究者達のあくなき探究心はより空想的な手法にまで及ぶことに
なる。
■強気相場とあわらな脚理論(スカート丈指標)
空想的な手法の中でも特に私が好きなのは「強気相場とあわらな脚理論」
と呼ばれる手法だ。
この理論によれば、その年のスカートの丈の長さを見れば株価の方向性が
わかるというのだ。
一般にスカートの丈が短い年の株価は上昇し、
街で女性の脚を見る楽しみが少ない年は株価は下落傾向にあるというのだ。
■スカート丈指標の実力
19世紀終わり~20世紀初めのダウ平均は停滞期であった。
その期間、スカートの丈は長いものが流行していた。
しかし、1920年代に入ってスカート丈が短くなり始めると時を同じくして相場は力強く上昇した。
その後に続いたのが、ロングスカートの流行と30年代の大恐慌であった。
■1946年以降のスカート丈指標
しかし、第2次世界大戦が終わると、この法則も当てはまらなくなってきた。
1946年の夏に、市場は急な下落に見舞われたが、長めのスカートが流行り出したのは
47年になってからだった。
69年から70年にかけてミディ・スカートが流行した時は、それに先駆ける68年から
株式市場は急落を始めたのである。
しかし、2000年代初めの激しい下げ相場ではパンツスタイルが流行っていた。
ドットコム・バブルの真犯人はパンツスタイルの流行だったと言えるかもしれない。
■現代の日本のスカート丈指標
2021年現在、日本ではロングブーツにミニスカートが流行している。
日経平均株価は30年ぶりに、30000円に到達するなど上昇をみせている。
株価のトレンドを読むためにも、街の女性達のスカート丈をこれからも
よく観察していきたいと思う。