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科学的根拠に基づいたストレス解消法②犬と触れ合う

動物の友達を持つ効果

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犬がいると穏やかに生きられる

犬が人間に与える影響を調査した実験はいくつもある。特に有名なのがメリーランド大学のエリカ・フリードマンとその仲間達が行った研究である。彼女は犬を飼う事と心臓血管機能との関係について調べた。心臓発作で倒れた人の回復率を犬を飼っている人と飼っていない人とで比べると、飼っている人の方が12ヶ月後の生存率が9倍近く高かった。

この結果が多くの研究者に刺激を与え、犬が一緒にいる場合のメリットを調べるさまざまな研究が行われた。そして犬を飼っている人は日常のストレスを上手に乗り越えられ、生き方が穏やかで自信もあり、鬱になりにくい事がわかった。

猫を飼う事は同じ効果があるか

おもしろいのは猫では同じ効果が見られない事だ。研究によると猫と暮らしているとマイナスの気分が軽くなりはしても、目立って穏やかになる事はなく、心臓発作を起こした場合の12ヶ月後の生存率が高まるわけでもない。

なぜ犬を飼うと良い効果が得られるのか

犬を飼うと良い効果が得られる理由は何か。

  • 毎回散歩に連れていく事が飼い主の肉体的精神的にプラスになる。
  • 犬は批判などしない究極の友達になれる。犬はあなたの心の奥にある悩みに辛抱強く耳を傾け、秘密を誰にも漏らさない

などが考えられている。また、犬を撫でると気持ちが癒される効果もあるという。それは、看護師に手を握れると患者の心拍数が落ち着く効果と同じだ。

たが、研究者の多くがメリットとしてあげているのは、犬を飼うと人との触れ合いが増える事だ。公園に行けば、犬を散歩させている人達が、見ず知らず人とすぐに打ち解ける様子が目に入るだろう。大規模な研究によると、人間にとっての幸福度と健康の源は人との触れ合いにあるという。そして人間同士を自然にしかも効果的に結びつける犬の能力が、飼い主の幸せに大きく貢献するようだ。

ロボット犬を育てる

本物の犬のかわりに、ロボット犬を手に入れるのも効果がある。セントルイス大学医学部のマリアン・バンクスとその仲間は、ロボット犬と本物の犬の効果を、各地の養護施設で1人きりで暮らす患者達に試した。研究チームは、週に1回生きたイヌとSONYのアイボを施設に連れて行き、患者に毎回30分ずつ一緒に過ごしてもらった。8週間後には患者はどちらの犬とも同じように強い精神的絆を結び、どちらの犬も患者の寂しさを同程度癒した。

もし、犬を飼えない状況にある人はロボット犬を飼うのもありかもしれない。

 

読んでくださりありがとうございました。